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アスベストの歴史&
世界のアスベスト事情

アスベストの歴史

アスベストは天然の鉱物繊維のため、その歴史は大変古く、紀元前2000年以前にイタリアで発見され、古代ローマ時代にはランプの芯材と使われていた形跡があります。
日本では「竹取物語」(平安時代初期:800年頃)の中で描かれている燃えることのない「火鼠の皮衣」がアスベストであったと推測されていて、また平賀源内が秩父の山の中で発見し、「火浣布」と名付けて幕府に献上したものものちにアスベストであったと判明しています。
19世紀になるとクリソタイル鉱脈がカナダ・イタリアで、20世紀初頭にはアモサイト鉱脈が南アフリカで見つり、これを機に工業的な使用が始まり、第二次世界大戦(1939年)前からは世界におけるアスベスト生産量は増加傾向になりましたが、その用途のほとんどが軍事利用のためだったと言われています。
日本国内では1970年代をピークにアスベストの使用量は減少に転じ、2006年にはアスベスト含有品の製造が全面禁止となりました。

アスベストの歴史

世界のアスベスト事情

アスベストは日本のみならず世界各国でも大きな社会問題になっています。中でもヨーロッパの国々はいち早く規制強化に乗り出し、1983年のアイスランドを皮切りに相次いで原則使用禁止の措置を取りました。 その中の一つであるイギリスでは現在も国を挙げてアスベストの管理および対策に努めていますが、1980年頃から中皮腫が原因で亡くなる方が増え始め、近年では毎年2500人ほどが亡くなっています。 そのため公共性の高い建築物の所有者にはアスベスト含有建材の調査を義務付けていて、違反者には罰則も課すなど厳しい対応を取っています。 またヨーロッパ以外でもオーストラリアのようにタレントを起用したCMを放送し国民に注意喚起を促す国なども出てきています。

いっぽうアメリカでは1992年にアスベスト含有製品6種類の製造・輸入・使用等が禁止されましたが、ただEPA(米環境保護庁)の許可が得れれば、アスベスト含有製品18種類は使用できるとし、諸外国とは一線を画した政策を取っています。 ただ世界的に見るとアスベストの使用は全面禁止というのが主流になっていて今後もこの流れは加速していくと考えられます。